2014年6月7日土曜日

【雑記】常に思考し続けろ!

国語表現という授業がある。
私の時代にはなかった授業だ。

発表、ディベート、小論文、テーマは生活・社会から科学技術まで幅広く学ぶ。
毎週新聞を読み、時事問題の最新情報を頭に入れながら物事を多角的に見る視野の獲得を目指す。


私が学生なら是非受けたい授業だと思う。


だが、うちの生徒は何と受け身なことか。
なかにはやる気のある生徒もいるが、「やらされている」感が半端じゃない生徒がいる。
勿体無いことだ。


あ、いや、今回は愚痴を言いたいんじゃあなかった(笑)



この授業で行う「新聞レポート」というものがある。
その回(中間・期末などの区切り)のテーマに合った新聞記事で気になったものに意見をつけて提出する。週に一回だけ提出すればよい簡単なレポートだ。


ここに現在の生徒の「考えられない体質」なるものが如実に現れる。

例えば・・・「待機児童問題改善を」という記事を持ってきた生徒の意見。
「(前略)保育の質を低下させず、真剣に待機児童問題について考え、適切な新制度を導入することが役所が行うことだ。」

例えば・・・「少子高齢化進む」という記事を持ってきた生徒の意見。
「(前略)国が、女性にとってもっと子どもを産みやすい環境を整え、そのような制度を早急に実施すべきだと思う。」


大体こんな意見が多い。
良い意見に見えるかな?もしこれを読んで良い意見に見えてしまった貴方!!
貴方も「考えられない体質」の人間かもしれない!!


方向性はいいんだよ。
なんだけど、これらの意見には「自分ならこう変える」がないんだよね。
全て役所や国任せでしょ。実際に制度を作るのは国や地方自治体なんだから、任せるのは間違いではないのだけれども、やはり「意見文」というものは「○○のようにしたらいいのではないか」という自分なりの提案があるべきでしょう。


前者の記事なら「保育の質を低下させない」にはどうしたらいいのか、を書き、
後者の記事なら「産みやすい環境」とはどのような環境なのか、そして「その環境をつくる制度」とはどんな内容なのか、を書く。


そこを考えなければ、何も良くならないし、場合によっては良くしようと考えていない、と受け取られてしまう。


大学の推薦入試に必要な志望理由書で「私は、貴校の明るい校風と、教授に質問しやすい環境と、何より自分のやりたい事に合ったゼミに惹かれ、強く貴校で学びたいと思っている。」なんて書くのと一緒だよね。ぶっちゃけ入試担当者からしたら「え?じゃあうちの大学じゃなくてもよくね?」ってなる。

行きたい、学びたいと思う大学の「何」を見ているのか。
どうして、何故、その大学でないとダメなのか。


「何故」現状を変える必要があるのか。
改善するためには「どうしたらいいのか」。
改善するためには「何をしたらいいのか」。


現状を突破するために「必要なこと」を考えることは、とにかく色々なことを疑問に思える思考と、それを色々な観点から眺められる多角的な視点だ。



すごい人は常にその思い付きをメモする。
そこまで出来なくとも、目に付いた、耳に聞いた、肌で感じた疑問をスルーせず、「あれ?」と頭の中で一度立ち止まり考える時間を、是非とって欲しい。


疑心暗鬼になれと言っているわけではない。
だが、情報社会の現代、何も考えずにいることは非常に危険だ。
自分の中で正解を導けるようになるためにも、常に思考することをやめてはならない。



学力を伸ばす秘訣は、そこにあるかもしれない。

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