2014年2月26日水曜日

【雑記】人は世につれ、世は人につれ

先日、「死諸葛走生仲達」の内容が分らないという生徒とこんな会話をした。

空井「諸葛亮は五丈原に軍営を置いたんだよ」
生徒「え?でも五丈原で戦ってるんですよね?」
空井「そうだよ?」
生徒「え?なんで戦ってるど真ん中に軍営なんて置くんですか?」
空井「いや、ど真ん中ってわけじゃないよ・・・司馬懿だって五丈原に軍営を置いてるだろ」
生徒「え?敵のすぐ近くですか?」
空井「いやいや、なんで?なんでそうなるwww例えば東京っても広いでしょう。
   八王子と大田区にそれぞれ軍営を置いても「東京に軍営を置いた」っていえるでしょう。」
生徒「え?広いなんてどこにも書いてないじゃないですか・・・」
空井「・・・・えーとね・・・」


疑問を持つことは非常に良いことだと私は思っている。
ただ、その疑問が基礎力や一般常識に欠けてしまうような疑問では、
高校生として危ういのではないか、とも思う。

圧倒的に一般常識や古文の基礎力がないならば、それは聞いてでも解決しなければならないことかもしれないが、できればこの部分くらいは自分自身で情報収集をして欲しい。

そしてそれは、恐らく高校生に上がる前に八割方完成できている部分だと思う。
義務教育というものはそういう為にあるのだ。(←今だから言えるんだけどね・・・)


上記生徒が悪いと言っているわけではない。
むしろ、質問に来てくれるだけ良い生徒だ!
ただ、私は懸念せざるを得ない。現在の高校生の知識不足や想像力・発想力不足を。


何が原因だろう、と一人悩んでみた。
ゆとり教育だとか、詰め込み教育だとか、色々言われるかもしれないが、これはもっと根本的なことが原因なのだ。

そう。
彼らの「生活環境」、そしてそこからつくられる「考えない脳」(今命名)だ。


“人は世につれ、世は人につれ”


と朝日新聞の天声人語に載っていた諺を思い出した。
これは「歌は世につれ、世は歌につれ」をもじった諺だ。

意味は「人は世の中の状況で変化するし、世の中もまた人の影響によって変化する」ということ。
(※元の意味は「人」を「歌」に置き換えてください。)


私、教師ですがヲタクですので、アニメ・ゲーム・マンガ大好きですよ。
で、よく授業でそういう話もするわけだけど、今のやつらのゲーム状況聞いているとひどいね。

「どーーん。」
「がーん。」
「ばーん。」

と、とにかく派手であることと、爽快感しか求めてないんだろうね。
何かモンスター狩ったりするゲームばっかだしさ。


私の時代は、違った。
ピコピコプーだったけど、ゲームの内容が濃かった。
スクウェアにしても今ほど落ちぶれていなかったし、各社が「8bit」にどれだけの内容を積んで勝負できるかを競っていたから、(クソゲーはあれども)全部面白かった。


今と昔のゲームで何が違う?
「ユーザーに考えさせる余地を与えるか、与えないか」だろうね。

昔のゲームの多くは、容量がないからか、意図的にかわからないけど、とにかく説明がない!
こっちが考えなきゃ始まらないゲームが多かった!
「初見殺し」なんていくつもある。
持っていたソフトの大半は英語だ!(小学生なのに!!)

色々、考えながらやったなー。
あーでもない、こーでもない。あ、ここであの場面とつながった!
あれ?ここはもしかして、あっちクリアしてから来るべきところじゃないか?
あいつ、こんなこと思ってたのかな。熱い男だな!

なんてさ。
そんなことしているうちにさ、心情把握とか場面把握とか、よく分らん雑学的な何かとか、
色々なことが身についたんだと、改めて分かった。


現代には、そんなものはないのだ。
あまり難しいことをさせると、すぐ文句が出るのだろう。
なんとなくモンスターペアレントと似ているが、そんな人が多いのだろう。
そして、考えさせる環境がないのだ。
錯綜しているゲーム会社も悪いし、そうさせている世の中も悪い。
そして、それは明らかに彼らの「学力」そのものに影響を与えている!


ゲームをやれ!アニメを見ろ!マンガを読め!と言っているわけではない。
でも、そこから得るものも私の時代は大きかったように思う。


そう思うと、彼らはかわいそうだ。
今の時代そういう環境がないなら、それこそ自分で考えて、自分で動かなければならない。


“世の中に不満があるなら自分を変えろ!それが嫌なら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ!”


と、某機動隊の少佐の言葉を思い出した。



何かのせいにして逃げているだけでは、絶対に何も出来るようにならないのだ!



P.S.
80~90年代を生きた私からすると、現代の歌は、まあ理解できないのが多い。
楽曲は、まあいい。歌い手の歌唱力の低さは置いておいて、特に詞がわけわかめ(゜∀゜)アヒャ。

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